ロシア国立ペルミバレエ学校 日本校 - ペルミ・ワガノワメソッドの正しい継承者育成を通してバレエ界発展のために・・・

ペルミ・ワガノワメソッドの正しい継承者育成を通してバレエ界発展のために・・・

Message—推奨の言葉
 

M.Y.ガルージン
駐日ロシア連邦 特命全権大使

M.Y.ガルージン

推奨の言葉

ロシア国立ペルミバレエ学校日本校の理事長、教師、学生の皆様へご挨拶の機会をいただき大変喜ばしく存じます。

ペルミバレエの歴史は、第二次世界大戦中の苦しい時代に始まりました。1941年8月、S.M.キーロフ記念レニングラードアカデミー歌劇場バレエ団(現 国立マリインスキーアカデミー劇場)はペルミ市へ疎開しました。バレエ団と共に、ロシアで最も歴史のあるレニングラードバレエ学校(現 A.Y.ワガノワ記念ロシアバレエアカデミー)もペルミ市へ移りました。
1942年の夏にはペルミ市で初のバレエ学校公演が開かれ、ロシアバレエの未来のスターが出演しました。1945年にバレエ団がレニングラードへ戻った後も、バレエ学校はペルミ市で、ペルミバレエ学校と改称して活動を続けることになりました。

現在、ペルミバレエ学校は、ボリショイバレエ学校、ワガノワバレエ学校と並ぶ主要なバレエ学校の一つであり、「ワガノワバレエメソッド」を継承する生徒たちを誇りに思います。
20世紀の90年代からペルミバレエ学校は多くの日本人ダンサーも輩出しており、その中の多くが、卒業後にロシアの劇場で踊っておられます。
2005年に、駐日ロシア連邦大使館並びにロシア国際文化科学協力センタ-(現 ロシア連邦文化科学協力庁)の協力の元、日本の愛好家達は、ロシア国立ペルミバレエ学校日本校を設立しました。世界的な優れた伝統ある教授法である「ワガノワメソッド」を、才能ある教師をロシアから招き、日本において修得することを切望していることを喜ばしく存じます。

ペルミバレエ学校日本校の生徒は、クラシックバレエ、キャラクターダンス、ヒストリカルダンスを学んでいます。すでに200名以上が卒業し、日本全国でバレエ教師として、子どもたちにロシアバレエを伝えておられます。
ペルミバレエ学校日本校の創立と積極的な創造的活動は、文化と教育の分野での露日交流の輝かしい好例です。ロシアの教師が直接指導をしている学校が、日本においてロシアバレエの伝統の継承に力を注いでいることは意義のあることです。
すべての卒業生、生徒へ創造的なご発展と舞台でのご活躍を願います。そして、今後ともロシアバレエとの印象的な新たな共同企画を望みます。

I.B. チトフ
参事官、 独立国家共同体・海外在住同胞関連事業
及び国際人道協力連邦庁(ロシア連邦文化科学交流庁)駐日代表

I.B. チトフ

ロシア国立ペルミバレエ学校日本校の理事長、教師、生徒、ロシア連邦国立ペルミバレエ学校の皆様へ両校の共創公演に際し、ご挨拶の機会をいただき大変喜ばしく存じます。

我々にとって、ロシアバレエが日本で広がり、ペルミバレエ学校日本校のような学校が創立されるほどに好評を博していることは非常に快いことです。

ペルミバレエ学校は、戦時中にレニングラードからペルミへ疎開していたA.Y.ワガノワ記念ロシアバレエアカデミーのもと、有機的に著名なバレエ教授法であるワガノワメソッドを取り入れてきました。ペルミバレエ学校は、ロシアでも広く知られており、バレエダンサーやバレエ教師の教育を行うパートナーとして日本側が選んだことも偶然ではないでしょう。

日本のバレエには独自の歴史があります。その中で、日本のバレエダンサーがロールモデルとして正にロシアバレエを選ばれたことを我々にとって嬉しいことです。多くの方がロシアで学びたいと望み、多くの方がロシアの劇場と協同し、多くの方が生涯ロシアとつながり、ロシアの劇場で創造的な時間を過ごしています。

我々は、常に支援してきましたし、今後もロシアで学びたい日本の若い世代の方を支援します。ロシアには海外の生徒を支援するプログラムがあります。これらのバレエ学校の卒業した若いバレエダンサーがロシアと日本の友好と文化協力の「架け橋」となることを願います。

神奈川県議会議員:松田 良昭

神奈川県議会議員

松田 良昭

私が、東海大学とモスクワ大学との第1回交換留学生団長として留学した1975年に、初めて観劇したのがボリショイ劇場での「白鳥の湖」でした。以前からロシア連邦最高芸術の一つがバレエであり、ロシアバレエの教授法「ワガノワ・メソッド」は世界が認める指導法であり、ロシア芸術の伝統と格式を継承していると聞いておりましたが、そのすばらしさに大きな感激をしたことを今でも忘れられません。

「ワガノワ・メソッド」を日本に伝承すべく設立された「ロシア国立ペルミバレエ学校日本校」は必ず「ワガノワ教授法」を日本に伝承、そして定着させることと、私も合気道、少林寺拳法の伝承者としてロシアとの交流を踏まえたひとりとして期待しております。

「ロシア国立ペルミバレエ学校日本校」が開校以来、日本のバレエ界で貢献されていることは広く知られて来ました。

今後とも、日ロ両国のバレエ交流と相互理解、そして「ロシア国立ペルミバレエ学校日本校」の更なる発展と活躍をお祈りし、推薦の言葉とします。

メドベージェフ大統領友好勲章受賞者 / 女優:栗原 小巻

メドベージェフ大統領友好勲章受賞者
女 優

栗原 小巻

崇高な芸術バレエ。バレエは、高い技術と深い精神性が求められます。

ロシア国立ペルミバレエ学校日本校が、確かな歩みで、日本バレエの発展に寄与している事、大変嬉しく、日ロ両国の関係者の皆様に、心からの敬意をお伝えいたします。

私が、バレリーナを志していた時、ボリショイの指導者に、ご指導をいただいたのが、思い起こせば、正にワガノワメソッドでした。

鋼の強さ、鞭のしなやかさ、そして、美しい言葉、まなざし。ーー。

踊りの中で、心と身体が、一つになった時、芸術の精霊を感じる事が出来ます。

新しい時代、次の世代に受け継がれていく、聖なるたいまつ。

バレエは、永遠の芸術です。